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頭蓋底腫瘍

■ 頭蓋底腫瘍とは
頭蓋底腫瘍とは、頭蓋骨の底部、つまり大脳の底部や脳幹周囲に発生する腫瘍の総称です。これには様々な種類の腫瘍が含まれ、代表的なものとして、髄膜腫、神経鞘腫、グロームス腫瘍、下垂体腫瘍、類上皮腫、上皮腫、脊索腫や軟骨肉腫、軟骨腫などの骨性腫瘍、転移性腫瘍などが挙げられます。
一般的に病巣が深い所にあることが多く、しかも重要な脳神経や血管を巻き込んでいることがあり、より専門的で高度な治療が必要となります。そのためには、耳鼻科や眼科、皮膚科、形成外科、放射線治療チームとの協力が重要となります。
■ 症状
症状は、腫瘍の種類や場所によって様々です。頭痛や視力視野障害、複視(物が二重に見える)、顔面の麻痺や痺れ、聴力障害、嚥下障害、手足の麻痺や痺れなどがあります。良性腫瘍で非常にゆっくり大きくなるものでは、ほとんど症状が無いこともあります。
■ 検査
通常はまず、頭部のCTやMRIで腫瘍の種類、病巣の大きさや進展具合を確認します。さらに重要な動脈との関係や静脈系の確認のために、血管造影検査を追加したり、全身の検査が必要となることもあります。
■ 治療
一般的に頭蓋底腫瘍は手術摘出が第1選択となり、全摘出を目指しますが、重要な血管や神経を巻き込んでいたり、脳幹部に癒着している場合は、安全のために部分摘出になることもあります(症例4と5)。腫瘍が良性であったり、進行の遅い場合はそのまま外来で経過観察することもありますが、腫瘍の種類によっては、ガンマナイフやサイバーナイフ、重粒子線や陽子線、トモセラピーなどの放射線治療が非常に有効です。残った腫瘍や手術ができない症例に対しても行われます。特に当院では、年間400例近い症例数を持つ、経験豊富なガンマナイフセンターと共同して治療を行っております。
近年、手術顕微鏡や内視鏡の発達により、その手術成績は格段に向上してきました。当院では術中ナビゲーションシステムやエコー、各種モニタリングをフルに活用して、合併症の予防に努めています。さらに術中MRI装置も導入が決定し、手術の確実性をより高めたいと考えております。

症例1:グロームス腫瘍

30代の女性。手術後に軽度の嚥下障害が出現したが2ヶ月程で改善。術後、4年が経過したが再発は見られない。

MRI画像(赤丸内が腫瘍)

脳血管造形
(赤丸内の淡く染まっているのが腫瘍陰影)

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症例2:錐体斜台部髄膜腫

歩行障害で来院された50代の女性。手術後に歩けるようになって退院。複視(動眼神経、外転神経麻痺)が出現したが、1ヶ月程で改善。

手術前

手術後

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症例3:舌下神経鞘腫

舌下神経麻痺(舌の運動障害)で出現した50代の男性で、全摘出が可能だった症例。舌下神経麻痺は残存。

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症例4:蝶形骨縁髄膜腫

60代の女性。亜全摘(90%摘出)し、海綿静脈洞内(赤い矢印部分)に残存した腫瘍に対しガンマナイフを行った。現在、増大無くコントロール良好である。

手術前

手術後

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症例5:錐体斜台部髄膜腫

40代の女性。腫瘍が脳幹に強く癒着しており、剥離できなかった部分が残存(赤い矢印部分)。外来で注意深く経過を見守っている。

手術前

手術後

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